500kmツーリングの調子からキャブセッティングを考察

投稿者: | 2010年6月3日

この情報を参考にしていただくのは結構ですが、自己責任でお願いします、念のため。
今回のツーリングは、以下のセッティングで行ってきました。
MJ#90, SJ#46(ノーマル), NC上から5段目, AS3回転戻し
ツーリング中に出たよくない症状をピックアップし、
特に今からでも簡単に変えられるNC位置&ASの最適セッティングを探ります。
結論から言うと、現状濃いめのようです。

●エンジン始動・アイドリング不良

まずは、約15℃、標高700mくらいでの症状
キック10回以上してエンジンが少し回り始めたところで5秒くらいふかしてやると安定。
約20℃、標高500m近くで、アイドリングがいまにも止まってしまいそう。
約20℃、標高250mでも、アイドリング中エンジン停止。
かかりづらい。キック回数は少なくてもかかるものの、やはりふかさないと安定しない。
約20℃、標高60mでも、アイドリング中に停止はしないものの、エンジンかかりづらい。
約17℃、標高100mでは2キック始動。
プラグをいったん外した直後は1キックで始動。
予想ですが、多分プラグがかぶってます
これは、ASをさらに戻せば(または面倒なのでやりませんがSJの番数を下げれば)
解決するものと思われます。
対処法としては、気になった時はASをいじるだけだと思いますので、今は気にしません。

●加速不良

温度に関係なく、発進→50km/hくらいが、あんまり加速が良くありません。
多分ニードルの守備範囲、アクセル開度1/4~3/4くらいですね。
ツーリング時はスロットルを微調整しながらうまく加速させてました。
トルク感はまあまああるので、そこはいいんですが、
NC段数を上げて薄くしてやると加速が良くなりそうな気がします

●その他

・ツーリング全行程で全開付近は申し分なかったです。→MJ#90は変更不要
・全般的にやはり夜(低温時)と標高低めでやや調子いい=やはり現状のセッティングは全般に濃い目
・プラグ真っ黒。純正から一番上げた8番なので
 多少黒いほうが安全かなとは思いましたが、カーボンが結構ついてます。
 =シリンダヘッドやピストンもカーボンだらけだと思います。
 プラグの基礎知識 不具合の診断方法 – DENSO の、
 「カーボン付着」の写真ほど真っ黒ではないですが、
 これのちょっと色薄いバージョンです。きつね色とは言い難い…。
 やはり濃い目ってことですね。エンジン保護を考えると濃い目がいいですが、
 上で書いたように、加速ビミョーっていう問題もあるので、
 もうちょっと薄めにしてもいいかなって思ってます。

●愛車のキャブ以外の特性

・駆動系で、変速の境目のスピードを発見。その速度を超えると一気に加速してしまいます。
 その付近の速度での巡航は、アクセルを開いて戻しての繰り返しで走りづらかったです。
 が、泥沼にはまりそうなので、駆動系はいじらないつもりです。我慢します。
・50km/h台がエンジンと車体の共振ポイントらしく、振動がすごいです。

●燃費、悪っ!

ボアアップしたせいかもしれませんが、明らかに燃費が悪いです。
多分、ボアアップ前より5~8km/Lくらいダウンして22km/Lになりました。
もちろん、走り方も関係しているかもしれませんが、
NC位置を変えて、発進時の燃料を節約して、かつ加速もよくできるかなあなんて思ってます。
NC上から5段目(現状)と比べれば重厚なトルク感は無くなってしまうわけですが。
あとは、駆動系も最高速重視(WR重くとか)でいじると燃費がよくなるとか…。やりませんが。

●結論

NC段数は薄い方向(以前フィーリングのよかった上から2段目)で試してみます。
でも確か以前、この2段目だと息つき症状が出たので、その分ASはやや濃いめですかね。
これで、とりあえず夏場は問題ないかなと思ってます。
冬場微妙になっても、NC段数とASくらいなら10分くらいでいじれますしね。
■夜追記■
やってみました。2段目はASをどういじっても息つき症状が出てしまい、ダメでした。
3段目では息つきがほぼなくなりましたが、
2段目の時もあったアクセル戻し時のノッキング症状が少し残っています。
最悪エンジンを壊しますから、ちょっと大きな課題です。
ASを濃いめにするなどして改善されれば3段目、ダメなら4段目で行きたいと思います。
キャブセッティングの泥沼にはまりそうでしたが、あと少しで抜け出せそうな気がしてます。
もちろん、ある程度の妥協は必須ですが…。
だいたい決まったら「スーパーJOG ZR ボアアップに伴うキャブセッティング」に書きます。
この情報を参考にしていただくのは結構ですが、自己責任でお願いします、念のため。

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