原付2種500kmツーリング(喜多方・新潟)行ってきました

投稿者: | 2010年5月31日

原付2種(SUPER JOG ZR 70cc改)で500km下道日帰りツーリングへ行ってきました!
(鶴岡(山形県)~喜多方(福島県)~新潟~鶴岡)
とにかく天気が良くて、景色が良かったです。天気予報を見て当初の予定から一日延ばしたのが結果的によかったです。

SUPER JOG ZR @ 猪苗代湖畔
愛車 SUPER JOG ZR 猪苗代湖を背景に。

※この記事、写真ベタベタ貼ったので、ちと重いかもです、サーセン。
 ついでに後半だらだらと語ってます、サーセン。
 写真とその付近の文章だけ読んでいただくと一番良いかと…。

ツーリングのコースは大体こんな感じです。→ 大きな地図で見る

BEFORE
ロングツーリング メーター
AFTER(一夜明けて今朝撮影)
ロングツーリング メーター

■国道345号・国道47号・国道13号

国道345号・国道47号は、眠かったのと車で先月通ったのとで、
あまり印象に残ってません(笑 
最上川とその周りの緑がきれいだったのと、
かなり車の流れが良かったのは覚えてます。
もちろん、安全確認だけはしっかりしてました。

※実は前日になって期待と不安で、なかなか寝付けませんでした。
 でも前日も仕事が休みだったので、体はたいして疲れてなかったです。

尾花沢付近の国道13号です。ここは片側2車線が始まるところですね。
ツーリング 国道13号 尾花沢?

山形盆地は程よく山に囲まれていて緑がたくさんだったので、
とても気持ちよかったです。
国道13号の片側2車線部分は、
ちょうどいい速さの車を見つけてその後ろを走りました。
なぜか今回ここが一番燃費が良かったです。

こちらは南陽市です。
ツーリング 国道13号 米沢付近
段々畑みたいなものも見えて、きれいでした。

■国道121号 米沢市

米沢市内から、国道121号へ。市内は一部バイパスも含まれていて、快適。
緩やかな坂を少しずつ登っていくと、のどかな田舎の風景が。
こういう道好きだな~。両側に林。
ツーリング 国道121号 大峠道路へ向かう途中
近くで何やら声が聞こえたので振り返ると、
おじいちゃんおばあちゃんがゲートボールやってました。

ついに県境大峠トンネル内に県境があります。
ZRと共に越境して他県に出るのは初めてなので、入り口で記念写真。
国道121号 大峠トンネル 山形・福島県境近く
それと、標高が最高1000m(良く調べたら道路は)700m超えてたのでどうなることかと思いましたが、
頂上でエンジン始動不良起こしたくらいで、特に問題なしでした。
ボアアップ時の燃調でやはり濃いめになってますね。プラグがかぶってるのでしょう。
ひとたび始動してしまえば問題なかったので、エアスクリューはそのままにしました。

ボアアップしたためだと思いますが、登りでもトルクは十分。
最高速付近でも平坦路と変わらないくらいの加速をしてくれました。

R121を走ってみると、自分の知っている標高の高い道R112月山道路と比べて
断崖絶壁があまりなかったので、気分的に走りやすいです。
もちろん、月山道路は125cc以下のバイクでは走れませんけどね。

県境までに2~3グループのツーリング隊に先に行ってもらいました。
やっぱ中型以上のバイクだと、「法定速度+α」じゃなくて「法定速度+∞」の方々が多いです。笑

■喜多方ラーメンの游泉

今回の最初の目的地、ラーメン屋「游泉」に到着。既にかなりの空腹感が。
喜多方ラーメン 游泉

その名を知らぬ人はいないであろう、喜多方ラーメンです。
喜多方ラーメン 游泉

しょうゆラーメン、おいしそうでしょ~う。
喜多方ラーメン 游泉
おいしかったですよ~。

スープは醤油味の「正統派」っていうんでしょうか、バランスの取れた味だと思いました。
それと、麺のこしが違う!!!
ちょうどいい歯ごたえが、おいしさをさらに引き立たせてくれます。

大盛りも普通盛と同じ価格で500円。お財布にも優しかったです。
店の雰囲気もいい感じでした。

12時少し前に到着したときは空いていたのですが、
頂いていると続々とお客さんが。人気のお店のようですね。

お土産にラーメンとスープを買って帰りました。(これまた安かった…。)
ごちそうさまでした~。

■国道121号 喜多方市

さて、昼の喜多方市内、国道121号を南下して猪苗代湖に向かいます。沿道の緑がいいですね。
国道121号 景色

左を見ると山がきれいだったので(多分磐梯山?)、ちょっとだけ横道にそれて写真撮影。
国道121号 景色
会津盆地もまた美しいです。盆地の景色って、なんだか大好きです。

でも、海沿いより昼夜の寒暖の差が比較的激しいので、住みたくはないです。
…また一言多いし…^^;

この写真に収めきれないくらいのきれいな景色が一面に広がっていました。

■強清水

喜多方から県道33号へそれて国道49号へ入ると(猪苗代湖へのショートカット)、
途中に名水があります。強い清水と書いて、「こわしみず」と読むそうです。
奥の建物の中に水が大量に流れてます。

強清水(こわしみず)

建物の中はこんな感じです。
強清水(こわしみず)
少しだけお礼のお金を入れて、1.5L汲んで帰ってきました。

味は、まろやかですね。後味も結構すっきりです。
飲んだだけでは「ミネラル~!」って感じ(?)はあまりないです(つまり、鉄っぽくないってことです)。
が、会津の水は、カルシウムとマグネシウムがたくさん含まれているそうです(=硬水)。

っつっても素人なので、硬水と軟水で味がどう変わるか、まだよくわかりません。
とにかく、おいしい水でした。

強清水を使う付近のソバ屋さんも、大盛況のご様子でした。

■猪苗代湖

さて今回自宅から一番遠いと思われる、猪苗代湖畔に到着。
国道49号から県道376号にそれて2~3分走ると、何ともきれいな光景が広がってました。
(湖のそばで撮れそうなところを地図であらかじめ確認。場所は大当たりでした。)
猪苗代湖 会津若松 県道376号より
強清水を出たあたりからちょっと疲れが出始めていたのですが、
この猪苗代湖の景色を見て、疲れが吹き飛びました。

本当は500km突破のための距離稼ぎで最後に入れた目的地なのですが、
今回のツーリングに組み入れて、本当によかったと思っています。
猪苗代湖 会津若松 県道376号より

ところで、湯殿山と刻まれた石が。
猪苗代湖 会津若松 県道376号より
湯殿山って、山形県の山ですよね、うちの近くの。
なぜここに?

ググって見たんですが簡単に見つかりそうになかったので、
ご存知の方いらっしゃいましたら、ぜひコメントを…。
(湯殿山信仰に熱心な方が建てた…?)

そういえばこの辺りであまりエンジンの調子が良くなかったのは標高のせいのようです。
wikipedia-猪苗代湖を調べたら、湖面の標高514mであることが判明。
セッティングしたうちの近く(標高10m台)と比べると、酸素濃度の低下は理論上約5%減。
だからあの付近でバイクの調子もいまいちだったのか…。「熱ダレ」かと思ってた。

それにしても、きれいでしたよ~、初めての猪苗代湖。

■国道49号

猪苗代湖から国道49号へ出て、再びショートカットの県道33号を戻って道なりに行くと、
そのまま国道49号になります。会津坂下や西会津の街を越えると、
福島・新潟県境です!!
福島・新潟県境 国道49号

昨日は日曜ということもあってか、道の駅などで、
ツーリングやオフ会の方々を多数お見かけしました。

中でも一番印象に残ったのは、ミニ(旧式)の隊列でした。
道の駅西会津付近で出くわしたのですが、十数台連なってました。
原付2種ツーリング隊を含め、すれ違ったor先に行ってもらったツーリング隊は多分30組以上。
めったに見られない箱スカや、外車の旧車、60~70年代のトヨタ車(何かのGT)なども。
休日の国道49号は、すれ違う車を見てるだけでとにかく楽しいですよ。

新潟県に入ると、国道49号が阿賀野川と並行しているところがあります。
川のすぐそばが道路になっています。
阿賀野川 国道49号

川面に青空の光がキラキラと反射して、きれいでした。
阿賀野川 国道49号

赤い橋も、なかなかいい趣です。
阿賀野川 国道49号

日中だったので、一部めっちゃ速いツーリング隊や爆走車が来たときを除き、
流れに乗って走れました。そんなにきついカーブも多くなく、
ちょっと控えめなスピードならそこそこ安全な道だと思います。

国道49号、また来たいですが、ちょっと遠いかな~。

■村杉温泉の足湯 薬師の湯

さて、ツーリング後半の癒しポイント、薬師の湯にやってきました。
阿賀野市内、安田ICの交差点で国道49号から国道290号にそれて、10分くらいです。
ラジウム泉とか何とかで、体にいいらしいです…。(温泉、良く知りません。)

写真は村杉温泉の駐車場からとりました。この写真でいうと道の右側に足湯があります。
村杉温泉駐車場から足湯入口を望む

100円の協力金(?)を入れて入ります。
こちらもまたにぎわっていて、20人近く入れるのに待ちの人がいるくらいでした。
20分くらい足湯に浸かってました。まさにリラックス~、って感じでした。
お湯がもうちょっと温かいとさらによかったかもです。
(足湯は熱めが好き、でも、風呂はぬる目が好き。)

バイクの調子のほうはいまいちだったので、
プラグに付着したカーボンだけ耐水ペーパーで削って出発。
たいして変わらないかな…。

■新潟のラーメン屋 万人屋

県道を通って再び阿賀野市内で国道49号に合流。亀田バイパス、気持ちよかったです。

亀田バイパスからは、紫竹山インターをまっすぐ道なりに進み、
新潟バイパスの下をくぐった後、すぐ左折します。するとすぐ左にあります。
万人屋 紫竹山店 ラーメン

やはり、ここでしたね。前に来た、チャーシュー麺のすごい店。
普通のラーメンを注文しました。¥550也。安かったです。
万人屋 紫竹山店 ラーメン
※店内は明るすぎず落ち着いた雰囲気だったため、撮った写真が加工必要になりました。
実物はもっとおいしそうでした…。&おいしかったです。

スープがこってりですが、もやしが上に載っていて、バランスが良かったです。
どちらかというとあっさり派の自分でもおいしく頂けました。
(が、自分はこってりだとすぐ満腹感がくるので、やはり普通盛でちょうどでした。)

それと、どんぶりからはみ出すチャーシュー
この個性的な盛り付けがまた、おいしさを引き立たせてくれますね。
チャーシューメンを頼むと、このチャーシューが皿の淵いっぱいに並びます。たしか。
こってり大好きさんにはたまらない一品だと思いますよ。

店内のポスターを見ると、うれしいお得サービスもいろいろあるようで。
この店が家の近くにあったらよかったのになあ、と思いました。
新潟の万人屋の近くに引っ越してこようか…(笑

ぼくは18時ちょっと前に入ったので待たずに食べられましたが、
帰る時には10人近く待ってました。やはり人気のお店なんですね。
ごちそうさまでした~。

■新潟バイパス・新新バイパス

楽しみにしていた新新バイパス
(鶴岡にはあんな長くて幅の広いバイパスがない&なんとなく新潟という都会に憧れが)、
万人屋からすぐの紫竹山インターから勢いよく加速して、流れに乗ります。

が、カコン、と頭に物が当たる音が。
もう一度、カコン。
ヤバい!! こんな流れの速い道路に限って、顎紐締め忘れてた~。
広めのところで路肩に寄って、締めました。(ほんとは駐停車禁止?!)
車列が途切れたところで再出発。ちょうど下りで加速しやすかったです。ラッキー。
にしても、危なかったなあ。いろんな意味で。

アクセル全開ならどんどん追い越しかけてもちょうどよいスピードだと思ったのですが、
ボアアップしたエンジンでずっと全開はちょっと心配なので、
控えめに、ほとんど左レーンを走りました。
予定より早く新潟を出発できて、まだ日も沈みかけた頃で、少し明るかったです。
都会を走ってるっていう感じで、楽しかったです。

実は実際走ってみたら、どちらかというとさきほどの亀田バイパスのほうがおもしろかったです。
あの時間帯は亀田バイパスのほうが出入りがあったり、
時々高架橋があったりして、変化があったのです。
新潟バイパス・新新バイパスは、あまり変化のないところを走る感じでした。
でも、念願の新潟のバイパスを走ることができて、大満足でした。

ところで最近、新潟バイパス・新新バイパス・亀田バイパスなどは、
制限速度80km/hへの引き上げが検討されているようですね。
これまでの全国の例では大抵、80km/hOKになった一般道路は
原付2種以下は締め出されているらしいです。

ということで、もしかしたらZRで走れるまたとない機会だったのかもしれません。
そう考えると、改めて今回行って来て良かったと思います。

■鶴岡への帰り道 国道7号

夕焼けがきれいでした。新新バイパスから見えた夕日もきれいでした。
写真が撮れそうなところがあったので、ちょっと撮ってみました。多分新発田市。
夕焼け 国道7号沿い
その後鶴岡の家へ向かうにつれてどんどん気温が下がり、10℃になりました。
結構寒かったのですが、すいていたので走りやすかったです。

■最後の最後でハプニング

村上(鶴岡まで90km弱)で最後に給油したときには既に20時近くで、
あとは家まで、開いてるガソリンスタンドがありませんでした。
燃費からしてぎりぎりかなあというところではあったのですが、
「鶴岡○○km」という道路表示を見つつ概算し、大丈夫、と思っていました。

家まであと10分という時にふと燃料計を見ると、あと1目盛りしかない!
どうしようか迷いましたが、今さらどうできるでもない、
とにかくガス欠前に家に近づくことだと思い、低燃費走行を心がけました。

が、あと2~3kmというところでガス欠症状。
ガソリンタンクの前のほうにホースがあるので
ちょっと強めにブレーキをかけてみたりして何とか持ち直したのですが、
残念ながらあと1kmくらいのところで完全停止してしまいました。。。
道路の表示、「鶴岡○○km」は市中心部までの距離でしたね。
概算は合ってましたが、家まではちょっと足りませんでした。笑

JAF呼ぼうかなと思ったのですが、自力解決が大好きな自分なので^^;、
家まで歩いても20分くらいだし、軽いバイクだから押せるし…、と躊躇。
で、歩いて15~20分くらいのところに24Hスタンドがあることを思い出しました。
最近運動もろくにしてないので、ちょうどいい機会だと思って歩いて押して行きました。
運よく、その前に6:30~22:30営業のGSが!!
着いてみると、そこが意外に安かったので驚きました。
現金会員になりました。思いがけず、家の近くにいいスタンド見つけたなあ。

考えてみると、多分鶴岡でも別の道を通ればガス欠前に24Hスタンドがあったはずです。
(※調べたらありました。→こちら)
ということで、次からは24Hのスタンドを探しておきたいと思いました。

ということで、4LしかないJOGのタンク容量は、ツーリング時の最大の難点です。
もともと街乗り用ですしね。
でも、ガソリンスタンドで強制的に休憩させられるのはいいと思ってます。
ぼくは特に何事もなければ走り続けちゃう人なので。

■今回のツーリングまとめ

初ロングツーリングなのでデータ取りました。次回ロングツーリングの参考にします。
総走行距離 528.6km(うち0.9km手押し(笑))、給油回数 8回
平均燃費 22.2km/L orz。ハイオク Min@¥144 ~ Max@¥153。計¥3,561也。
出発 6:55、帰宅 22:00。約15時間
(うち走行時間約11時間、それ以外の時間約4時間)
ちなみにGoogle地図では505km、12時間20分になってました。
目安ですがGoogle地図の約1.5倍くらいの時間を予定すれば観光も楽しめそうです。

のんびり観光という感じではなかったですが、走りを十分楽しめました。
一日中バイクにまたがっていられたので、幸せな一日でした。

あとは、当初のツーリング予定日だった一昨日が曇りだったのでパスして
晴れの予報だった昨日にして正解でした。気温も一昨日より5℃くらい高かったです。
最高気温20℃くらいでしたが、最低気温は思いのほか下がり10℃になりました。

服装ですが、
日中(20℃)は上薄手3枚+厚めのジャンパー・下ズボン下+ジーパンでちょうど、
日が落ちてから(10℃)は日中の服装+襟巻だったのですが寒かったです。
日中の山越え(1000m、15℃くらいだったかな?)はこの夜用装備でベストでした。

日帰りで、観光ものんびり楽しむなら、200~300kmのほうがいいかなあ。
250kmあたりで一時飽きた感が…。ついでに手首もその辺りからビミョーに。
でも猪苗代湖の景色で元気が出ました。
あとは、時々姿勢を変えて走ったりしました。背筋伸ばしたり前傾姿勢になってみたり。
手首はもともと腱鞘炎予防用だったリストロックを使用。

愛車のシート位置はちょうど自分にベストフィットらしく、
どこかで読んだ「お尻が二つに割れる感じ」は幸運にも経験できませんでした。
今のところ体の痛みはどこもないですが、やはり疲れて昨夜は10.5時間寝ました。
ツーリングするなら、今回のように、次の日も休みの日のほうがいいですね。
こうして思い返して日記をつけるのも、ツーリングの楽しみのうちですし。

それにしても、今回は、「今日来て本当によかった~」と
何度も独り言をいいながら走っていました。

晴れた日に新緑の中を2stエンジン音を聞きながら走るという、贅沢な一日でした。
またこんな日にツーリングへ出掛けてみたいです。

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