普通二輪免許の小型&AT限定を解除すべく教習所に通っていましたが、技能審査(卒検)、見事、落ちました!!!
◆ 技能審査(卒検)当日
所定の教習を受け終わってコースを一通り問題なく走れるようになったので、先週末、卒検を受けました。卒検当日、指定時間に集合して検定内容や注意点、コースの説明を受けました。当日二輪試験を受けた人はもう1人いて、自分が先でした。意外と説明が長く、20~30分かかりました。休憩後に暖機バッチリの試験車両がスタート地点に準備され、そちらへ移動。
そしてついに、試験開始の指示で手順通りに乗車、スタートしました。慣らし、指定速度(40km/h以上)のある外周走行、坂道発進、障害物、見通しの悪い交差点、S字、一本橋、とそれなりに大きなミス無く順調に進んでいる感じがしました。ちょうど教習所の休み時間に差し掛かったところでそれほど教習車もおらず、いい感じ。コースも、何度も走ったりイメトレしたりした「みきわめ」コースととても似ていたので、少し先のことも考える余裕を持ちながら迷わずに走れていました。
そしてその後の課題、クランクを抜けました。そこで・・・
クラクションが2回。試験開始前の説明で、コースを間違えた時にクラクションを鳴らすとのことでした。まあ、止まれ、ということですね。止まります。
コースは間違えていないはず。あれ、でもなんか間違えたかな、と思いながら後ろを振り向くと、試験官の方が車から降りてきます。
◆ 不合格の理由
「パイロンに接触しました。」 思わず、「え!? ホントですか!?」と聞いてしまいました。気づかなかったのです。
試験中止を告げられ、エンジンを止めて降車。現場に向かいます。倒れるほどではなかったのですが、パイロンが1、2センチ動いていました。クランクの2個目の直角の内側で、ちょうどクランク先の交差点の安全確認に気を取られていた頃です。
これは推測ですが、少しかすったとかいう程度ではなく、試験官の方がはっきり分かるくらい傾けてしまったんでしょうね。気づかなかったということは、後輪付近だったものと思います。脚より前だったらさすがに気付きますもんね。
この時点での試験の残りはスラロームと急制動くらい。ということは試験の開始から3分の2くらいのところだったわけですが、試験官の方曰く、そこまでは全く減点なしだったらしいです。ますます残念!!!
◆ 小型スクーター乗りの宿命!?
まあしかしこれは小型スクーター乗りの宿命と言いますか、弱点でしたね。「もう少し前輪が外側を通るようにするとよかったですね。」おっしゃる通り。小型スクーターや原付は内輪差などほとんど気にせず乗れるということもあり、後輪にはあまり注意が行っていなかったのです。
しかもこれ、教習で十数回クランクを通過したはずですが、教習では全く指摘されたことのない箇所でした。今回の卒検でも教習のときと同じように走っていたつもりなので、教習中もパイロンをこすったりしていたのかもしれませんね、指摘はなかったものの。
免許が取れて大きめのバイクで公道を走るようになったら、狭い道では後輪に気をつけることにしよう。まあでも、卒検で落ちた原因となれば、今後半トラウマ化(?!)するでしょうから、嫌でも気を付けることでしょう(笑)
というより、うすうす感づいてはいましたが、自分はあまり大きいバイクには乗らないほうが賢明な気がしています。なんかCB400を押して歩くとヨタヨタするし後ろに引っ張るのも苦手だし(教習車特有のガードが付いていて歩きづらいってのはあるけれども)、そもそも教習に通い始めた動機は、高速に乗れてパワーに余裕があって125ccよりもツーリングで疲れない150~250ccのスクーターにも乗りたかったことなわけで。最初は色々なバイクをレンタルしてみる予定ですが、最終的に125〜250ccのスクーターに落ち着くような気もしていたりしますしね。
◆ ゴールへ
とはいえゴールはもうすぐ。
次の補習の教習は、因縁のクランクを極めに極めて、あとは比較的苦手なスラロームと急制動を練習させてもらえばいいかな。そう、今回の卒検で仮にクランクがOKだったとしても、その後に待ち構えていたスラロームと急制動でしくじった可能性もあったんです。苦手を補習する機会ができたことになるから、落ちて逆に良かったかな。
ということで、自動車よりはるかに小さいはずの二輪車の内輪差がいかに大きいかを思い知らされました(笑)
◆ 小型&ATの限定解除は思ったより時間がかかる
それにしても、最初の予想では今頃もう公道に出ているはずだったのですが、思ったよりも時間がかかりました。普通二輪の小型AT限定解除の技能教習は最短8時限で修了できるのですが、自分の場合はすでに確定した教習時間は実際のところ11時限。もしも次の卒検で落ちたら更に1時限プラスです。普通自動車免許所持の場合、普通二輪を取るのに必要な技能教習の時間は17時限だそうですが、それにぐんぐん近づいていますね!!(笑)
思い返せば、教習前半の内容は主にバイクに乗ること自体の練習や狭い道系(一本橋・スラローム・S字・クランク)でした。あまり運動神経には恵まれないこともあって普通二輪(CB400SF)の大きさに慣れるのに時間がかかり、ここで2時限オーバーとなってしまいました。インストラクターの方も、限定解除の教習は時間内で終わらない人のほうが多いとおっしゃっていました。そういうものなのかもしれません。
それでも教習後半、自分で言うのもなんですが、まあ法規走行はお手のものというか順調でした。8年前に小型二輪ATの一発試験で鍛えられたというのもありますね。
そしてさすがに教習の終盤ではCB400SFのとり回しにも慣れてきて、卒検の最中に至ってはバイクと「人馬一体」のようなフィーリングを得られたので、練習してよかったと感じています。(まあ、パイロンにはバッチリ接触するわけですが。(笑))それと、400ccのバイクが走り出した後のパワーと安定感は、小型二輪にはないものがありますね。
今週末には2回目の卒検の予定なので、走行のイメトレをしつつ体調を整えて臨みたいと思います。