KTM 125DUKE レビュー

投稿者: | 2020年12月27日
KTM 125DUKE

KTM 125DUKE

先日、今年の走り収めということでKTM125DUKEをレンタルしてツーリングしてきました。

125DUKEについて予備知識として持っていたのは、その外観と、パワーがCB125RやGSX-S125あたりと同程度(約15PS)であるということくらいでした。

乗る前に多少調べてみると、同クラスで乗ったことのあるGSX-S125との比較では、パワーはほぼ同等ですが車重は+10kg程度とのこと。数字上はGSX-Sよりもややもっさりなのかなという予想でした。また、乗車姿勢の写真を見ると足着きがよさそうだなという印象でした。

実際乗ってみると、加速は車重のせいかやはりGSX-S125ほどグッと来ない感じがします。しかし125DUKEの持つ250~400ccクラスに負けない安定感存在感を考えると、その加速や車重もそれほど問題ないと思えてきます。そもそも125DUKEは125ccクラスでは高出力なほうなので、加速が悪いということでは全くなく、同排気量のスクーターよりも若干良いのではという印象です。

乗り心地も予想外に良く(というか自分好みで)、ストリートファイターな見た目の割に、座り方によっては前傾姿勢にならずゆったり乗れたりもします。

全体的に、良い意味で悪いところがないバランスの取れた乗りやすいバイクだと思います。

それではDUKE125のレビュー(というか独善的な感想)の詳細です。

■乗った車種

・KTM 125DUKE

KTM 125DUKE

KTM 125DUKE 佐原にて

あいにく車台番号を控えるのを忘れてしまい正確な年式が分かりませんが、メーターの形を見ると2017年より前の旧型のようです。

・外観

250ccクラス? いや、下手すると400ccクラスか? というような存在感のあるシャーシやボディーです。125ccクラスでよくある、スリムで若干頼りない印象は全く感じないです。(実際250/390と共通フレームらしいです。)タイヤもこのクラスにしては太いと思います。

もうこの風格では千葉外房有料道路で二輪料金を徴収されそうになること間違いなしです!※実際は125cc未満なので「軽車両等」の30円で通れます。(2020年12月20日現在。地元ネタですいません(笑))

KTM 125DUKE 後ろタイヤ

■パワー

・一般道

やはり予想通り加速感はGSX-S125のほうが若干ですがいいかなと思います。一方125DUKEの加速力もそれなりにあるので、流れの早い道路でも交通をリードできるパワーがあります。当たり前ですがオーバーレブの約11000rpm近くまで回すとグッと進む感じがします。

・高速道路

多分パワー的には高速も何とか走れてしまうのではないかという印象です。(もちろん125ccなので道交法上走れませんが。)

■乗り味

・操縦・安定感・重心

しばらく走ってから、クセがなく乗りやすいことに気づきました。イヤなところがない、という良さにはなかなか気づきにくいものです。

今回は山を本格的に走ってないのでどうかはわかりませんが、短いワインディングでは違和感なく走れました。今度また125DUKEに乗る機会があれば山も走ってみたいです。

安定感:交差点を曲がるときなど若干ラインをミスっても何とか無理やり取り返せる身軽さでありながら、少しスピードを出しても安心の安定感もあるという、なかなか絶妙な車重です。125ccにしてはタイヤも太いほうなので、道のちょっとした凸凹などにハンドルを取られにくい印象です。

重心:これも絶妙です。上過ぎず、下過ぎず。CB400SFと似ているかもしれません。(個人的には125DUKEのほうが好みです。)スクーターに慣れている人でも乗りやすいのではないかと思います。

・エンブレ

これも違和感ないです。

・他車種との比較

あまり万人向けではないコメントで申し訳ないですが、正直個人的には250ccも含めネイキッドでこれほど違和感のないバイクは初めて、という印象です。加速とか車重とか一部分を取れば僅差で他車種に軍配が上がる部分もあるのですが、乗り味を含めた個人的な総合点は間違いなく最高点です。

自分はSSというかレプリカというかそちら系の乗り味が苦手なほうです。つまり、あまり前傾姿勢でないほうがよい、重心は上過ぎないほうがよい、といった感覚の方にとっては、125DUKEはかなりバランスの取れたいいバイクだと思います。

KTM 125DUKE 左後ろから

KTM 125DUKE 左後ろから

■乗車姿勢

・前傾度

最初またがった直後は「前傾キツイかも」と思ってしまいましたが、座る前後の位置によっては直立に近い姿勢も可能でした。アメリカンのような直立の姿勢が大好きな僕でも、あまり違和感なく乗れました。

・足着き

身長168cmですが、片足ならかかとまでベッタリ着きました。両足となるとそうはいきませんでしたが、つま先はバッチリでかかとがもう少しで着きそうなくらいでした。乗っていて安心感があります。

実は乗る直前、バリバリストリートファイター系な外観をした125DUKEの現物を見て「あれ、こいつ意外とシート高いぞ、大丈夫かな」と思ったのですが、実際乗ってみると見た目ほどではなかったです。

■エンジン音

個人的に音は静かなほうが好みなので、GSX-Sと比べると125DUKEは若干うるさい印象です。また、車体との共振があるのか、5000~6000rpmくらいで若干ゴオオーンと響くような音が気になりました。とは書いたものの、許せないほどうるさくはないですし、音質も耳障りではありません。自分は音に敏感なほうなので、おそらく大部分の方は気にならないのではないかと思います。

また、6速のギヤ比が適切なので、60km/h付近の高速域で無駄に回転が高いというようなこともなく、その点静かに乗れて長時間のツーリングの疲労軽減に寄与しています。またこの適切なギヤ比は40km/L台という低燃費にも一役買っているかもしれません。

■その他操作性など

シフトインジケータ:特に慣れないバイクでは体がギヤの感覚を覚えていないので、このシフトインジケーターのおかげでシフトミスが減り、とても快適でした。

メーターパネルの文字情報:パネル中央下側に「Side Stand Down」などの表示が出ます。これのおかげで、エンジンがかからない理由がわかったりしたのでいいなと思いました。(スタンドが中途半端に上がった状態でエンジン掛けようとして掛からなかったことがありました。)

KTM 125DUKE メーター

・お尻が痛くなったのは、正確には忘れたのですが1時間以上乗ってからでした。このクラスとしてはシートの固さはちょうどよいと思います。

あとはお尻が痛くなりやすい原因として、自分が直立に近い姿勢で乗ることが多いからという理由もあります。若干後ろに座って前傾になるように乗ればさらに軽減できるかもしれません(今度は手が痛くなるかもしれませんが)。

■その他気になるところ

・ギヤがニュートラルに入りづらい時がありました。個体差とか経年のせいかもしれません。1速にしっかり入れた後だと入りやすいような気が・・・。

■総評

乗っていて感じるのはすごく作りこまれたバイクだなという印象です。とにかく、ダメなところがないです。ストリートファイター系の外観にしては足つきも比較的よく、色々と性能のバランスもとれていてスーパースポーツ系の乗り味が苦手な方には超おすすめのネイキッドです。

KTM 125DUKE 左前から

KTM 125DUKE 左前から

■そうだなー(個人的な感想)

125DUKEは、ストリートファイターな見た目の割には重心下めで直立に近い姿勢で乗れて、これまで乗ったことのあるストリートファイターというかネイキッドの中でもとても好みのバイクでした。エンジン音がもう少し静かで荷物が積みやすければ、200/250DUKEあたりが多分僕にはぴったりかなと思います。

また、この125DUKEの乗りやすさには「これはすごい」と運転中何度も思わされました。こんなバイクがあるとは知りませんでした。初KTMでしたがKTMはオーストリアのオフロード系のメーカーさんとのこと。乗り味を思い返すと確かにどことなくセローと似ていたりします。セローも乗りやすかった印象があるのですが、個人的にはセローよりも125DUKEが僅差で好きかなという気がします。

しかし125ccのDUKEでも十分楽しいのに、同じシャーシに200/250/390ccのエンジンを積んでしまったDUKEは相当ヤバいんじゃないかというのが率直な感想です。390とか、公道ではフルスロットルの機会などなさそう(笑)。チャンスがあれば自分に合った200/250DUKEあたりをレンタルしてみたいです。

そういえば実はかねてから125ccの車体に250cc積んだバイクないかなーと思っていたのですが、それってまさにこいつなのです。日本のバイクはどうも250ccなら250ccに見合った装備を、とか考えてしまうのか重くなりがち。軽量で適度にハイパワーなバイクは、取り回しが良くて山も身軽に走れて僕好みです。

あとは、同クラスのHONDA CB125Rにはまだ乗っていないので、来年以降機会があれば一度乗って乗り味の違いを比べてみたいと思います。

■今回のツーリング先■

今回は佐原に行ってきました。本当は東京ゲートブリッジや付近の公園ツーリングをしようと思っていましたが、直前に新型コロナ第3波の影響で千葉県から「東京との往来は…」とのお達しが出ました。それなら、ということで急遽、県内なのにこれまで意外と行く機会がなかった佐原へ行先を変更することにしました。

川の両側数百メートルにわたって江戸時代風の街並みが続くので、バイクで両岸を往復しようかなと思っていました。グーグルストリートビューだとそれほど人通りもなさそうだったのですが、訪れた日は休日でそれなりに歩行者もおり、若干申し訳ない気持ちで静かに片側通っただけになりました。(バイクを降りてもプロテクターが邪魔で、あんまり長距離ゆっくり歩く気にはならないのです。)次は車か何かで来て、歩いてゆっくり散歩したい場所です。

ツーリングにデジイチを持って行ったのも初めてでした。佐原の街並みから少し離れたある公園で昼を食べたのですが、そこでは全く人がいなかったので、人目を気にせずに好きなF値と焦点距離を探しながら撮影できました。バイクはとても良い被写体ですね。そこにあるだけでカッコいい。

利根水郷ライン沿いでもじっくり写真が撮れました。その辺りは9年ぶりに走りましたが、右に利根川、左に田園と、広々とした気持ちのよい景色が広がっていました。

KTM 125DUKE 利根水郷ライン沿い

初めての道も多く新鮮な気分で走行でき、なかなか良い走り収めとなりました。次のツーリングは寒さも遠のきスギ花粉も収まる4月頃かな。

■データいろいろ

【燃費】40.5km/L(125km/3.09L)山走ってないしな。あんまり飛ばしてないしな。それにしてもなかなかよい。
【気温】11~13℃、時々日差し有り。
【服装】上:イージス・春秋ウェア・中3枚。下:イージス・ユニクロボウフウジーンズ・防具。バイクから降りて10~20分写真撮ってると汗がジワっと。走っているときはちょうど。

■125DUKEの写真

KTM 125DUKE 佐原・小野川親水公園

KTM 125DUKE 佐原・小野川親水公園

KTM 125DUKE 利根水郷ライン沿い 赤い橋

KTM 125DUKE 利根水郷ライン沿い

KTM 125DUKE デフォルメ写真

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