(その2 からの続き)
ツーリングといえばやはりバイクの運転を楽しむもの。
今回は秋の魅力満載の、ちょっと裏のコースをツーリングしました。
酒田から新庄方面といえば、普通は国道47号線。
(だと思ってるのは自分だけだったりしない、よね…? 笑)
でも今回は、玉簾の滝から新庄方面へ向かうということや
これまで通ったことがなかったということもあり、
国道344号線を通って内陸入りしました。
走ることを楽しむにはなかなかいい道路だと思いましたよ~。
そして、肘折温泉に行く前に、
ちょっと国(酷)道458号の玄関にもお邪魔してきました。
まず、玉簾の滝から下ってきたあとの国道344号は、こんな感じの道が20kmくらい続きます。
前を走る車の列の最後尾にくっついたり離れたりを繰り返しながら
自分のペースで楽しく走りました。
ぼくは慎重派なのでもちろん危ないことはやりませんが、
カーブなどではやはり 「運転してる感」 みたいなのがあるのでおもしろいですね。
国道344号はそういう意味で走りがいがある道路だと思いました。
山道を抜けて開けたところに出ると、なんだか安心します。
平野育ちだからでしょうか、広い空が見えると落ち着くんですよね。
そんな真室川町の河川敷でホットの紅茶を飲んで温まりました。
帰ってから、真室川町のこの川なんていうのかなと思って地図をみたら、真室川でした。^^;
空がいろいろな表情を見せてくれます。
僕、内陸の雲って好きなんですよねー。なんだか空が高い感じがするので。
鮭川を抜けて新庄のはずれの国道47号を通り、ちょっと楽しみにしていた国道458号へ。
大蔵村の国道458号、雲がもはや芸術です。アートです。
!! 新庄側から国道458号を通って肘折温泉に行くときには通りません !!
肘折トンネルをぬけると、十字路(ほぼ丁字路)になっています。
右に行けば肘折温泉ですが、左に行くと国道458号が酷道化するとか。
せっかく来たので、国道が未舗装になる部分を見てみたいと思い、左へ。
曲がったらゲートがあったり、道幅が極端に狭くなったり、
崖の脇にガードレールがなかったりしてました。
この写真で、バイクを止めたところが国道ですよん。
上の写真と同じ場所です。舗装面が落ち葉でかなり隠れてるんですけど…。
こういうのを酷道っていうんだ~って思いました。
でも、轍があるところを見ると、やっぱり誰か通ってますね。
酷道ファンさんとか、山菜取りとか?
道は細いのですが舗装部分は意外に長く、
10分近く走ってやっとダートに到着しました。
ここが舗装部分と未舗装部分の境目のようです。(手前が舗装、奥が未舗装。)
舗装されていたのは肘折トンネルの交差点から約2.6kmまででした。
舗装って言っても、落ち葉がすごくて、こけそうでしたけど。
ガードレールもありませんでしたし^^;
国道ダートも見れたので、今回はここで引き返してきました。(「今回は」?)
そんな酷道ですが、人里離れた場所ならではの美しい景色も見せてくれました。
ただし、この景色が見えた場所は、下の写真のような状態。
この写真に写ってる分で道幅はすべてです。
(写真では結構広く見えるかもしれませんが、
道の縁に生えている雑草はひざの高さほどもないんです。)
しかも道の下は、ちょっとのぞいたら足がすくみかけたくらいの高い崖になっています。
崖の上の道なのにガードレールもなく、おまけに道幅も細い。
恐るべし、酷道458号…。笑
そんなちょっとした、ある意味命がけの冒険をした後、肘折温泉へと向かいました。
(その4 へ続く)