プリウスに第2のクラクションを装備?

投稿者: | 2009年7月17日

ハイブリッド車はとても静かですよね。
でも、何についても言えますが、「一長一短」。
静かさ故の問題点もあるわけです。
大手新聞の一面に載っていたので知らない人はいないと思いますが、
プリウスがあまりに静かすぎて歩行者に気付かれにくいとのこと。
これが交通事故につながるのではないかということで、
あえて音をならそうという動きが本格化しているようです。

■ ハイブリッド車の静粛性

確かに、ハイブリッド車はとても静かですね。
プリウスが低速で脇を通ったりすると、
“サーッ”と通りすぎていく感じですよね。
それはそれで個人的には好きなんですが、
気付かれにくいと言えばそうかもしれません。
また、宅配便か何かのトラックにもハイブリッドが普及していて、
それもまた静かなんですよね。
エンジン音はある程度するのですが、始動時の音が
静かすぎて違和感を感じることすらありました。
やっぱりトラックのエンジン始動時の音は、
「ブルーン、ガタガタガタガタ」でしょう。(笑)
※ガソリン車もここ数年静音化が進んでいるようで、
 十年以上前に走っていた車よりも全般的に静かになったと思います。
 ややマニアックな例ですが、軽トラなども20年くらい前の型とは
 比べものにならないくらい静かになりました。(乗った感じも。)

■ エンジン音が小さいと…

静かで気付かないと言えば、雪国で特有の現象があります。
雪が積もると、積もった雪がエンジン音を吸収してしまい、
結果として車のエンジン音が聞こえづらくなるんです。
雪が、ちょうど音楽室の穴あきボード(って言うのかな?)
みたいな役割を果たすわけですね。
そんなとき、気付いたら後ろに車がいたりすると、ビックリしますね。
やはり、「車は音がする」とか「音がすればよける」という
一種の固定観念が、無意識のうちに頭のどこかにあるのでしょう。
※また余談ですが、『無意識に何かと関連づけている音』と言えば、
 掃除機があります。音のしない掃除機って見たことないですよね。
 実は、技術的には掃除機の音はかなり小さくできるらしいんです。
 でも、音がしないと「きれいになった感じがしない」とか
 「掃除機っぽくない」ということで、あえて音を出しているそうですよ。

■ ではどんな音を出したらよいのか?

歩行者に「振り向いて」もらうために、
どんな音を出したらいいのかという議論も重ねられています。
チャイム音、擬似的なエンジン音などが候補に挙がっているようですが、
個人的には模擬エンジン音に賛成ですね。
チャイム音などはやはり、何か特別な時の音のような気がします。
車は別に特別ではありません。毎日見るものです。
そこら中のプリウスからチャイムが鳴りっぱなしな様子を想像してみると、
ちょっと違和感がありすぎる気がします。
ということで、エンジン音に似せた音でも出してもらいたいですね。
欲を言えば、一定の音だとそれもそれで違和感があるので、
ガソリン車と同じくスピードに合わせた音が出てほしいです。
(注文つけすぎ! 笑)

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