大きいですよね、カタログ値と実際に乗ったときの燃費って。
カタログ値ってあまりあてにならないような気もしてきます。
僕のバイクなんか、郊外走行でも燃費はカタログ値の半分いくかどうかですよ。
燃費の表示方法と言えば、オートックワンによる2009年8月7日付けの記事
メルセデス・ベンツ 新型Eクラスのステーションワゴンを公開
を読んでいて、ふと疑問に思ったことがあります。それは、
「欧州複合モード燃費」ってなんだろう? ということです。
さらに、10機種のエンジンすべてが、ユーロ5の排出ガス性能に適合しているが、「E250CDIブルーエフィシエンシー」に搭載する直噴2.2リットル直4ターボは、力強い走りを実現しながらも、欧州複合モード燃費で17.5km/L、CO2排出量150g/kmと低燃費と低排出ガス性能を両立させているのが注目されるところだろう。
この記述を見ると、あのベンツが日本の小型セダン並みに燃費がよく見えますが、
「欧州複合モード燃費」とかいう基準でテストされてるようなのでどうなのかなあ、と。
そこで、日本の「10・15モード燃費」と「欧州複合モード燃費」の違いを調べてみました。
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■欧州複合モード燃費 は 10・15モード燃費 よりはるかに実用的
10・15モード燃費については、こんな記述がありましたよ。
昔の実燃費はカタログ値の7割と言われていて、まぁそのくらいが一般的な運転をして妥当な数値だったのですが、現在のプリウスなどを見ていましてもカタログ値の6割に止まるようです。
欧州複合モードは実際の使用状態に非常に近いと言えるかと
(欧州複合モード燃費って国土交通省のいう10・15モード走行やJC08モード走行と比較するとどれくらいのものなのですか。より)
とのこと。
やはり、日本の場合はカタログ値はちょっと見栄張ってるとこあるということか…。
10・15モード燃費を鵜呑みにしちゃあダメというわけですね。
欧州複合モード燃費の方が、ずっと実際の走行に近いようです。
■実はあの低燃費車フィットも、欧州複合モード燃費で表すと…
具体的なデータとして、日本でも欧米でも売られているホンダフィットの例があります。
面白いのが…
同じ車でも欧州の燃費基準だと全然違う数字が書いてあること。
例えばホンダのFit。日本では発売時に23km/l(今は24km/l)という驚異的な数字で話題になったけど、
コイツの欧州でのカタログ燃費は17.2km/lですよ。(コンバインモード)
市街地燃費は13.7km/l。こんなもんでしょ。実際。
面白いのは、郊外モードでも19.6km/l。
ココで出てくるのが、それじゃあ、日本の24km/l(10・15モード)って何よ?!?!?って言う問題。
(2010年度を目処に燃費基準にJC08モード採用より)
あのフィットが17.2km/lだって?!!!
欧州複合モード燃費のテストはとっても厳しいんですね。
というより、実際の走行に近いので、ユーザーにとってはこちらの方がありがたいです。
やはり、日本の10・15モード燃費のテスト方法は見直してもらいたいところですね。
■メルセデス・ベンツ 新型Eクラスのステーションワゴンの燃費はフィット並み?!
そう考えてみると、冒頭で出てきた欧州複合モード燃費で17.5km/Lっていうのは、
2.2L車にしてはとんでもなく燃費がいいってことですね。
このベンツ、もはや日本の小型セダンなんかと比較するまでもなく、
フィットよりも燃費がいいってことですか?
(今まで引用した情報を元に結論づけるとホントにそういうことになりますけど…)
これは、「でかい車はガソリンを食う」なんていう常識も崩れてきそうですね。
ただ、やはりベンツは高級車。
正式な発表は本年9月に開催予定のフランクフルトモーターショーで行われる予定で、本国ドイツでの価格は4万1947ユーロ(日本円:約583万円)からとなっている。(オートック同記事より)
だそうな。
いくら低燃費といえども、僕ら一般庶民には手が出せません(笑)